クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)は新種の保険業

クレジット・デフォルト・スワップは、定期的な金銭の支払と引き替えに、
一定の国や企業の債務の一定の元本額(仮想元本額)に対する
信用リスクのプロテクションを購入する(すなわち、信用リスクを移転する)取引である。

つまり、債権者に関係のない金融業者が頼まれもしないのに
「信用リスクのプロテクション」を売つけます。

また、債権者でもないのに投機目的でCDSだけを買う投資家もいます。

金融業界はゼロ金利で、従来どうりの金利稼ぎが出来なくなったので
新たな金儲けの試みがCDSやデリバティブの投機売買を
裏でコントロールしながら利益を図る、金融カジノ業に乗り出しました。

例えば、ギリシャ。

ギリシャは2001年にユーロを導入。

2008年のリーマンショック以降、2011年には財政赤字問題が国際社会で一気に表面化し
財政不安が一気に深刻化したために、デフォルト危機に陥ってしまいました。

ギリシャ国債問題は、欧州の危機と報じられました。

それは欧州が財政支援をしなければ無秩序のデフォルトとなり、
事実上、ギリシャはEU圏から脱落するからです。

デフォルトにも無秩序(自己破産)と計画的(踏み倒し)があります。

ギリシャ国債の保有者はあらかじめ、CDSを掛けているので元を回収できます。

つまりCDSは新種の保険なのです。
倒産保険でしょうか?

保険とは、博打的要素がありますから、

倒産すれば客の勝ち。
倒産しなければ保険金融業者の勝ち。

ここで問題なのは、倒産した場合、
金融業者が本当に客に払えるかどうかです。

一応、金融業界の方が倒産の可能性が高まりCDSが高騰した場合、
追加証拠金が要求されます。

たとえば、ギリシャがデフォルト危機を自力で解決すると発表させ
ギリシャのCDSの相場を底値まで下げさせ、買い込んだ後、
再度デフォルトの危機に落とせば、CDSの清算で利益が稼げます。

ギリシャは何度、デフォルトの危機に面してますか?

一般市民にはあまり馴染みのない話かもしれませんが
恐ろしいと思いませんか?

なんせ、国家が倒産の対象とされているのですから。

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