イラン・ディールは何だったのか?ISISが去った後のイラン

イラン・ディールは何だったのか?

イラン・ディールとは、2015年にイランの核開発計画に対しイランと欧米6カ国などが結んだ核合意ですが、これに合意することにより、イランの核開発は、表向き抑制される事になりました。(しかし、この核合意は、イランが平和利用で核兵器を持つことは禁じていません

トランプ米大統領は「最悪のディール」とオバマ前米大統領を酷評しています。

そもそも何故、トランプ大統領はそんな強気なことが言えるのかと言うと、これはメルマガ登録していただくと特典で書下ろしを読めますが、つまり「戦争の定義が180度変わったから」ということをご理解いただけると思います。

さて、このオバマ前大統領時代の「イラン核合意」は保守派である共和党は大反対したものの、人質解放という特典がついたので、黙ざる得なくなりました。

まず第一に、アメリカ海軍兵がイラン領海に入り込んで、易々とイランに拿捕されるというところが異様なのですが、覚えているでしょうか?

さらに、ワシントンポストのジャーナリストを含むアメリカ国籍のイラン人4名が釈放されました。この人質の一人、ジャーナリスト(Jason Rezaian)はCNNで放送されている番組「Anthony Bourdain: Parts Unknown/アンソニー世界を駆ける(日本語)」で、司会のアンソニー・ボーディン氏をイランの自宅に招いてイラン料理でもてなし、撮影をしたのですが、番組の中でイラン政府に対して不満を言っていました。

そもそも、なぜアメリカの番組がイランでの撮影を許可されたのでしょう?(ボーディン氏本人も驚いていましたが)その後、彼とイラン人の奥さんはイラン政府に拘束されました。

イランが核を持つことによって、困る国は何処でしょう?

イスラエルですね。

そして、オバマ大統領とイスラエルの関係は最悪になりました。

イスラエルも核を持っています。これはウィキリークスによって暴露されました。

オバマ政権がイラン・ディールで支払いに応じた金額は17億ドルらしいですが、第一回目の分割払いとして4億ドルが現金で、しかもドルではなく外貨、主にユーロで支払われました。

イランは強硬派と穏健派という二大勢力が対立しています。

マフムード・アフマディーネジャード前大統領(第6代)は強硬派ですが、ハサン・ロウハーニー現大統領は穏健派です。そしてこのイラン核合意は穏健派ハサン・ロウハーニー大統領とオバマ政権との間で行われました。

オバマ前大統領は、イスラエル、イスラエルと言いながら、ウォールストリート、つまり金融国際連合を支援していました。つまり、イランとイスラエルという二極化を推進し、争わせることを目的にしていたのです。戦争をする両国に貸し付けをする金融国際連合。勝っても負けても儲けられるから、彼らにとって戦争は手っ取り早いビジネスなのです。

新年早々、イラン国内で暴動が起きました。4億ドルは何処に行ったのでしょう?そんな大金貰っても国民の生活が良くならないと、反ロウハーニー勢力が暴れています。ロウハーニー大統領は「反対勢力の内部工作だ」と言っていますが、以前アラブの春などで工作をしてきた金融国際連合が、皮肉にも今度は仕返しされているように思います。イラン政府は4億ドルなんて持っていないと思います。何故か?それはすでにISISはイランを去っているからです。事実上、ISISのトップはすでに不在です。目的を果たし、しかるべきところへ帰還していることでしょう。

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