「三行半(みくだりはん)」という言葉があります。

これは、今では夫婦の縁を絶つという意味で使われてますが、
もともとは離縁する際、夫が妻側に出した離別状のことです。

この離別状には離婚を決めたという宣言と、
妻の再婚許可が3行半にまとめられていたことから三行半と呼ばれました。

今では夫婦でなくても、恋人の関係でも使われるようになり、
愛想をつかしたという意思表示でも使われるようになりましたが、
もともとは主から妻が絶たれるという意味だったのです。

実はこの「三行半」の元は、聖書からきている言葉だということを知る人は少ないでしょう。

聖書には世界を滅ぼす「獣」が出てきますが、
この獣が3年半…つまり42ヶ月間、
この世界をボロボロにしてしまうという預言があります。

この3年半の間は、この世界が神から絶たれる寸前までいきます。

その後、世界は生まれ変わるのですが、
「三行半」は、この世界が滅亡寸前期間の「三年半」からきた言葉なのです。

人類の祖であるアダムとイブが住んでいたエデンの園には、
「知恵の樹」があり、この樹には「禁断の果実」がなっていて、
それを食べると、知識を得るから人間が食べることは禁じられていました。

ところが、イブは蛇にそそのかされて、
この果実を口にしてしまいます。

そして、アダムにも分け与えたのです。

次の画像は、エデンの園でイブをそそのかす蛇を描いたもの。

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この神話は多くの人がご存知だと思うので端折ることにしますが、
なぜ、知恵の樹の果実を食べたらいけなかったのか?

というと、人間が下手に知識を得ると、その知識を良いことに使えば良いのですが、
兵器を作ったり、その兵器で戦争を起こしたりして、悪いことに使う…

その結果、人類は滅亡(死)へと向かう・・・ということが、神は最初から分かっていたからです。

そうした意味では「知恵の樹」は「死の樹」(DeathTree)なのです。

エデンの園には、これとは真逆の性質を持った樹もありました。

それを「生命の樹(いのちのき)」と呼びます。

「生命の樹」の実を食べると永遠に生きることができる…
「死の樹」と「生命の樹」で二つの木です。

だから「禁断の果実」の「禁」という字は、「二本の木を示す」と書くのです。

そう、この「禁」という字も聖書からできているのです。

で、知恵の樹に巻きついていた蛇は左巻きで「三回り半」していました。

もう一方の生命の樹に巻きついていた蛇は、右巻きで「三回り半」していました。

そして、知恵の樹に巻きついていた蛇は「悪魔」で、
生命の樹に巻きついていた蛇は「神様」です。

つまり、神社にいる「巳さん」とはこの蛇のことなのです。

次の画像は「知恵の樹」を三回り半する蛇。

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エジプトに行くと、左右の蛇が樹に三周半巻きついた姿が彫られたりしています。

こうしたものがエジプトにもあるのは、モーセが脱出した場所がエジプトだからです。

そう、ユダヤ人は一時期はエジプトに住んでいたから、
ユダヤ人が持っていた伝承がエジプトに伝わったと考えられます。

余談ですが、次の画像のロゴマークは「生命の星」といわれるものです。

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真中の杖と蛇は医学を象徴し、これを「アスクレピオスの杖」と言います。

このマークでは蛇は知恵を表しています。

救急車に描いてあるので、目にしことがある人は多いと思いますが、
これも蛇が杖を三回転半しています。

こうしたことを踏まえて考察していくと、「三行半」という言葉は、
歴史的にも世界的にも大変な意味を持っているのがわかります。

そして、この言葉が伊勢神宮にも関係してくるのです。