東京の人口は約1300万人。

およそ日本の人口の約10分の1にあたります。

ですが人は絶えず動いてますから、
昼間の人口は1500万人で夜間が1200万人と言われています。

そんな多くの人が集まるメガシティ東京で大災害が起きれば、
恐ろしい地獄図絵が広がることは馬鹿でもわかります。

もし、富士山が大噴火を起こしたら、まず人々はパニックに陥ります。

そして交通網はストップします。

風向きにもよりますが、おおよそ2時間で東京圏内に火山灰が到達。

溶岩も流れるでしょうが、溶岩はまだ流れが遅いので逃げる時間があります。

恐ろしいのは時速100キロという物凄いスピードで襲ってくる火砕流です。

火砕流にしても溶岩にしても、決して噴火口から飛び出すとは限りません。

どこから飛び出すかは分からないのです。

なので富士山のどこら辺で噴火するかによって、
人々へ与える影響が変わることはお分かりだとだと思います。

静岡側で噴火するのか、それとも山梨側で噴火するのか、あるいは真上の噴火口から噴火するのか、
脇腹から噴火するかで、その被害も異なるでしょう。

もしかしたら全山崩壊する可能性だってあるわけです。

もう、噴火のサインが出ているのですから、そうした事まで想定しておかないといけないのです。

もし、富士山が全山崩壊するほどの巨大な爆発が起これば、
富士山周辺の市街地は瞬時に吹き飛びます。

火山弾(岩石)が飛び出せば、東京を直撃する可能性だってあります。

それが昼間に起こったら・・・

東京には1500万人もの人々が集まっているのです。

どうなるかは大体の想像がつきますよね。

火山弾ではなく、火山灰だけだとしても、
見る見るうちに火山灰が積もり東京が灰色に染まっていきます。

雪ならば積もっても溶けますが火山灰は溶けません。

その火山灰が高圧線に付着し、そこへ雨までもが同時に降れば、
火山灰と雨が混ざり合い、コンクリートのように固まります。

ということは、高圧線はその重みで垂れ下がり、最後には切れてしまいます。

すると、電気がスパークして火災が起こります。

また、火山灰は静電気を帯びますから、そこへ小さな粒子が衝突すると、
サンダーボルト(落雷:放電現象)が起こります。

次の画像は、桜島の噴火口近くでのサンダーボルト(火山雷)

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このように噴火口の近くでも火山雷が発生します。

陸地では火災が起こって、上空は真っ黒の火山灰が覆い尽くし、
絶えずサンダーボルトが発生し、時々閃光を放つ状態となります。

この時、地震までもが同時に起きたら最悪ですが、
富士山の噴火と地震は連動していますから、地震が起こる可能性の方が大きいのです。

富士山の噴火によって火山灰が降ってきたら、車を運転している人はワイパーを回すと思います。

しかし、そのうち降り積もる火山灰の重さでワイパーは止まり、
ドライバーは完全に視界を失ってしまいます。

そう、車は途中で走れなくなるのです。

ということは、そこから先、車では逃げる事はできません。

だからといって、無闇に車外へ飛び出る事はあまりにも危険です。

なぜなら、車外へ出て、火山灰をまともに吸ってしまえば「肺気腫」にかかってしまうからです。

「アスベスト」をご存知でしょうか?

アスベストとは、耐熱性や保温性に優れた断熱材で、
鉄骨建築物の鉄骨の部分に吹き付けられている材料で、ガラス質なので先が尖っており、
アスベストの吹き付け作業員が肺癌(肺気腫)になるなどの健康被害が問題となったことがあります。

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実はこのアスベストと同じく、どこの火山灰も殆どがガラス質で、
先端が針のように鋭く尖っているのです。

そんなものを口や鼻を通して肺に取り入れるということは、
人体に有害であることは当然で、これを吸い込み過ぎると呼吸困難に陥ります。

そりゃそうです。

ガラスの微粒子を吸い込むのと同じですから。

最悪の場合、喉や鼻の粘膜、肺等が切れてしまいます。

火山灰だけで、それだけ有害なのですから、これに火山ガスまで含まれたらもう悲惨です。

但し、マスクを常備しているかどうかで事態はかなり変わってくるはずです。

実は、マスクをすることによって、
直接、火山灰を吸い込むことがありませんので助かるのです。

これからは、外出時にも最低限の非常用品を持ち歩くかどうかで、
貴方の生死を分けるといっても過言ではありません。

最低限、マスク位は常に持ち歩くようにしましょう。

できれば、枚数も多めに用意しておいた方が良いと思います。

なぜなら、火山灰がいつまで降り続くか分からないので、替えのマスクがあった方が心強いですし、
火山灰の量の度合いによっては、マスクを二重、三重にしなくては追いつかないかもしれないからです。

ついでに、マスクの他に「ゴミ袋」も携帯した方が良いです。

多くの人がパニックになるような災害が起これば、そこでは必ず火災が発生します。

なので、火災に遭遇した場合のことも考えれば、ゴミ袋を携帯することは必須です。

なぜ、ゴミ袋なのか?

実は、火事に遭遇した殆どの人は、火によって焼け死ぬのではなく、煙にまかれて死ぬのです。

そこにゴミ袋があるならば、煙にまかれずに済み、命が助かります。

もうお分かりですよね。

そう、ゴミ袋を頭から被って、アゴの下で結び、煙の侵入を防ぐことで、
火事場から逃げる分の少量の酸素くらいなら確保することが出来るからです。

なのでゴミ袋ではなくても良いのですが、頭から被れる大きめのビニール袋を携帯することをお勧めします。

勿論、視界を確保するために出来るだけ透明な方が良いと思います。

私は自衛官時代に敵に毒ガスで攻撃された場合を想定した、
シミュレーションの訓練を受けたことがあります。

この訓練は、ガスの充満たテントに入って、ガスマスクの凄さも一緒に体感させられるわけですが、
直接ガスを吸い込むと、涙と鼻水が、もうこれ以上出ないだろうという位まで出続けます。

あくまでも、これは訓練なので体に害のないガスが使われます。

まず、ガスが充満したテントにガスマスクを付けて入っていくのですが、
ガスはドンドン注入され続けます。

そして、真っ白の煙が濃くなり、視界も段々と悪くなっていきます。

ガスの濃度が最高潮に達したところで、教官にガスマスクを取らされ、
目も無理やり開けさせられるのです。

そして、ガスがどれだけ恐ろしいか、
甘くみないように、その苦しみを体験させられるのです。

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無防備の状態とガスマスクをした時との違いを体感する為です。

人体に害のないガスでさえ、目の痛みと強烈な苦しみを伴います。

もしこれが、実際の火災現場で有毒な煙にまかれたら・・・

目は絶対に開けられませんし、その苦しみは、
ガス訓練を受けたことのある私なら大体の想像がつきます。

よく、大きな災害が起こっても「死ぬ時は皆一緒だから大丈夫」なんて、
強がりを言う人が多いのですが、死ぬと言っても、何も苦しみを味わうことなく、
すんなり死ねるほど現実は甘くありません。

即死でない限り、間違いなくもがき苦しんで死ぬことになるでしょう。

なので、そうならないためにも日頃からの備えはとても重要になってきます。

この先、日本で大惨事が起こるサインは既に出されているのですから、
直ぐに備えを行うべきです。