(11)獣は誰だ?

これまでお伝えしてきたことを見れば分かるように、
サタンは複数の反キリストを出現させる際に666という数字を好んで与えてきました。

が、その一方で666が時代に関連して現れることもありました。

エルサレムは紀元前31年に、ローマ皇帝「アウグストゥス」が
アクティウムの戦いで「アントニウス」を破った時、ローマ帝国の一部となったことがあります。

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そして、紀元636年にサラセン帝国の支配下に入り、ようやく暴君の暴威から解放されたのです。

ここで、この年号に注目してみると、紀元636年は紀元前から31年から数えてちょうど666年目にあたります。

※紀元0年はないので、紀元1年は紀元前1年の次の年となります。

つまり、エルサレムが暴君の支配下に置かれていたのは、666年間だったということになります。

しかも、エルサレムの被支配の歴史はこのローマ帝国時代だけではなく、
その後も、ほぼ666年ごとに異なる種類の支配を受けるという形で綴られてきたのです。

紀元636年の666年後は1302年ですが、
これはマムルークのパレスチナ支配が始まった1291年に近く、
また1302年の666年後は1968年です。

これは「六日戦争」でエルサレムがイスラエルの支配下に置かれた1967年の翌年にあたります。

これまでの説明で、ゲマトリアの「666」がどのような形で出現し、
いかに世界史上で猛威を振ってきたかがわかります。

ですが、これらは全て過ぎ去った過去のこと。

私たちにとっての問題は「聖書」が預言している終末の艱難時代に現れる反キリストのことです。

そう、666という数字をサタンから与えられた黙示録の獣のことです。

この獣(反キリスト)とは、いったい誰なのか?

「聖書」によれば、終末の混乱した時代にはローマ帝国が新たな形で復活すると言います。

その「新ローマ帝国」は、10ヶ国の同盟国を従え、世界を支配し、
そのリーダーの座に「獣」が君臨するようです。

ならば恐らく、その獣はいかにも「救い主=メシア」のように大衆に迎えられることになるでしょう。

かつてナチスドイツの総統ヒトラーさえも、ドイツ国民からは救世主のように迎えられた事実があります。

次の獣もそうなるのでしょうか?

「獣」と思われる人物が登場した時、最初のチェックポイントは、
その人物の名前のゲマトリアをギリシャ語かヘブライ語で調べてみることです。

ただし、666になったからと言って、直ぐに反キリストだと決めつけるわけにはいきません。

なぜなら「聖書」には、終末の反キリストについては、他にも多くのことを預言しているからです。

これまでに何度もお伝えしましたが、「獣」と呼ばれる独裁者は、
エルサレムにある第三神殿を破壊し、そこに偶像を祀り、自らを神だと宣言するでしょう。

「獣」は傲慢に振舞うことで、多くの国々を支配し、エルサレムを踏み荒らし、
ユダヤ人やキリスト教徒を迫害するでしょう。

しかし、その一方で真の神による預言者が現れるかもしれません。

彼ら(神による預言者)は3年半の間、預言活動をしますが「獣」に殺されます。

しかし、3日半の後に復活し、昇天する…とも考えられます。

「獣」はその後、3年半の間、世界に君臨しますが、災害が頻発するようになります。

勿論、天変地異も起こります。

そして、イスラエル北部のハルマゲドンの地に「獣」の軍隊が集結するでしょう。

その時、ついにイエスキリストが再臨し、彼らを叩きのめし滅ぼすのです。

と、まぁこのような記述があるわけですが、こうした出来事が本当に起こるのか?

それとも何かの象徴なのか?

今は何とも言えません。