(10)不平等は、結局は足元から崩れる

先進国の中で経済的な格差が最大になってしまった米国ですが、
この経済社会が政治を歪め、民主主義を危くしています。

社会が不平等であればあるほど、トップに位置する支配層の政治的権力は強まり、
そうした権力者が定める法律は、自分たちに対しては有利なので、
格差社会をさらに進めてしまうのです。

99%の一般大衆のニーズは無視され、お金で民主主義を買う社会が実現してしまっているのです。

つまり、正常な民主主義が機能しなくなると、
大衆の間に政治や社会に対する幻滅が生まれ、人々を過激にしています。

現在の経済状況を図で表せば、トップ1%に富が集中し、中間層は空白化し、
底辺に貧困層が増加しているのが現状です。

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中間層が無くなったことで、二極化され、完全に不平等な社会になっています。

不平等は社会を分断し、弱体化させ、未来を危険に陥れるのです。

そんな状態が続けば、たった1%の富裕層の足下も崩れてしまうのではないでしょうか?

これまでの経済学では、不平等を減らすには犠牲が伴い、経済の弱体化を伴う、
などと教えてきましたが、それは完全に誤りだったということです。

経済成長と効率化、すなわち経済の好循環が永続的であるためには、
極端な富裕層や貧困層を生まずに「平等」でなければならないのです。

そして、経済の好循環と平等は、きちんと「両立」するのです。