現代では、ユダヤ教とイスラム教は対立する関係にありますが、もともとは両者は血縁関係にあるばかりでなく、ユダヤ教とイスラム教の信仰には共通点も存在します。

それは、神は唯一の存在であるという事と、神から授かった言葉を実践しているという事です。

さらにいうと、彼らの祖先はアブラハムであり、モーセが神から授けられた十戒にもとづいて生活しています。

モーセの十戒

モーセの十戒

また、彼らは暑い荒野を生き抜くための知恵である食物規定さえも一致しているのです。

例を挙げて言うならば、古代の豚は人間に寄生虫を発生させ、人体に害を及ぼすという理由からユダヤ教とイスラム教では豚肉を食べることが禁じられていますし、暑い気候の中を生きていくため、早く腐敗する食べ物も禁じられました。

ですが、現代のユダヤ人は世界の主要都市に住んでいますし、宗教が異なる者同士が結婚を重ねることで多民族国家となった事例もあります。

また、ユダヤ人かどうかは、父親ではなく母親がユダヤ人かどうかということに関係するのですが、ユダヤ人男性の多くは、ユダヤ人でない女性と結婚することが多いことから、ユダヤ人の人口が急速に減少しているのも事実です。

私たち日本人にも、様々な人たちがいるように、ユダヤ人も様々な人がいて、そういう意味では世界がユダヤ人の故郷だと言っても過言ではないでしょう。

世界がグローバル化している現在、日本人にとっても他民族にとっても、それは同じなのです。