(3)ユダヤ人の定義

割礼

改宗手続きを経たなら、どのような人種、民族でもユダヤ人と呼ばれるのか

イスラエル政府が定めた法律に「帰還法」と呼ばれるものがありますが、これはユダヤ人に「定住の地を保障する法律」のことで、1970年3月に改正された「帰還法」によればユダヤ人とは次のような人々のことを指します。

①ユダヤ人の母親から生まれた者

②ユダヤ教に改宗した者で、他の宗敦に帰依していない者

 

①の血統を母方とするというのは、宗敦法典「シュルアン・アルフ」と「タルムード」に規定されているからです。

「タルムード」には「非ユダヤ人の父親とユダヤ人の母親から生まれた子供はユダヤ人」と書かれています。

また②については、一人のユダヤ人がキリスト教に帰依したなら、その人物はユダヤ人として認められない。

が、逆にキリスト教徒でも改宗手続きを経てユダヤ教徒と認められたなら、どのような人種、民族でもユダヤ人と呼ばれるということです。

改宗審査は、ラビ法廷で行なわれ、合格すれば戒律厳守の誓いをしたのち、「斎戒沐浴槽」で洗礼を受け、さらに男性であれば割礼を受ける。

 

※「ラビ」とは、ユダヤ教指導者としての知識と訓練があり、その職を任された者で、日本で言えば神社の神主や寺の住職にみたいな存在。

※「斎戒沐浴(さいかいもくよく)」とは、神仏に祈ったり神聖な仕事に従事したりする前に、飲食や行動を慎み、水を浴びて心身を清めること。

※「割礼」とは、男子の性器の包皮の一部を切除する風習で包茎手術のようなもの。

割礼

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