(8)政治の三すくみ

三権分立

日本の政治は、議会制民主主義によって行われています。

議会制民主主義のことを「議会政治」とも言います。

国民から選挙によって選ばれた代表である国会議員が作る「議会=国会」を、国の意思決定を行う最高機関とする政治システムです。

国会は、衆議院と参議院の二院制からなりますが、なぜだかご存知でしょうか?

これは、一院制よりも慎重な話し合いをすることを目的としているのです。

つまり、国会の決定が、より良いものとなるための制度ですね。

しかし現在では、衆議院と参議院の第一党が異なる「ねじれ国会」によって、二院制が果たして良いものかどうか、議論が起こるようになってます。

日本国憲法では、三権分立を国の基本制度としています。

三権とは、法律を作る立法機関、国会で決まった法律や予算に基づいて政策を実行する行政機関、憲法や法律に反していないか裁く司法機関の三つを指します。

三権分立とは、立法、行政、司法を、それぞれ独立した機関とし互いに監視させることで、権力の過度な集中を防ごうというものです。

法律を作る立法府である国会、法律として国会で決められたことを実行するのが行政府です。

つまり、内閣総理大臣を代表とする内閣です。

三権分立

三権分立

国会が成立させた法律が憲法に違反していないか監視するのが、最高裁判所をトップとする司法府です。

内閣は、各大臣が各省庁のトップに立ち、法律で定められた政策の実行を担当します。

また裁判所は、法律が憲法に違反していないかを調べる「違憲立法審査権」を持っています。

国会では、国民が選挙によって国会議員を選ぶことで、国民の意思が反映されます。

一方、最高裁判所の裁判官についても、選挙の時に、裁判官として適切かどうかを国民が判断する「国民審査」という制度があるのです。

三つの権力が、それぞれを監視する「三すくみ」のような関係なのです。

※三すくみとは、AはBに対して一方的に強者、BはCに対して一方的に強者、CはAに対して一方的に強者、という力関係の場合、結果的に三者は、身動きが取れず、自由に行動が出来ない状態のたとえ。(この三者は、蛇、蛙、ナメクジにたとえられる)

三すくみ

三すくみ

しかし、この三者の中でも実際に一番偉いのは最高機関である国会です。

国会議員は、そのことを自覚しているのでしょうか?

また、私たちの生活にもっと密着した仕事をする地方自治体があります。

本来、地方自治体と国とは、法律上では対等な立場にあります。

しかし今、地方自治体は様々な問題を抱えて困っているのです。