(4)恐ろしい仮想現実の世界

仮想現実の技術がもう少し進化すれば、
SEXだって現実と変わりなく体感できるようになるでしょう。

セカンドライフ SEX

ここまでくれば完全に人格が分裂します。

いや現実の世界と仮想の世界で既に2つの人格が存在することになるのです。

最終的には現実の世界に戻ってくるのか?

それとも仮想現実の世界に残るのか?

どちらかに選択を迫る医師が現れるかもしれません。

仮想現実の中では歳も取りませんから
自分のパートナーがいつまでも若いのです。

そうなると現実の世界にいる肉体を維持する装置が必要になりますが、
それは現実の世界にいる人が作ることになるでしょう。

これは正しく映画「マトリックス」の世界です。

仮想現実に入ったままだとは言え、
脳は働いていますし、筋肉も動いているわけですから、
自分の脳に流れる微弱な電気と筋肉の伸縮で電気を起こしバッテリーに蓄電します。

その電気で仮想現実の中で生き続けることになります。

そして仮想現実の中で急にいなくなった場合、
それは現実の世界での本人の寿命が尽きたときです。

恐らくこの先、多くの人はそちらの方へ向い驀進していくでしょう。
その始まりが「3D」だったというわけです。

仮想現実の世界は私たち人類にとって幸せなのでしょうか?

人間は何を持って幸せだと感じるのでしょうか?

さてこうした仮想現実に入り込み、
現実の世界に戻ってこなくなった人達…
それを描いた映画が前にも紹介した「アヴァロン」です。

そうし人達は廃人となり、精神病院で一生を過ごすことになります。

この先、仮想現実を主とした世界が訪れたとき、
今度は現実の世界へ戻ってこなくなった人たちを
探しに行くプロが出てくるかもしれません。

探しのプロも勿論アバターとなって仮想現実に入り込み、
その中で戻ってこなくなった人を探しに行くのです。

そんな時代に突入していくのです…

もっと恐ろしいのはこれからです。

お年寄りや団塊の世代の人たちは、
こうした世界にはついてこれないかもしれません。

しかし今の若者は生まれた時から携帯電話もあれば、
パソコン、インターネットだってあるわけです。

デジタル化されたゲームで遊びながら、
デジタルの世界で育った人たちなのです。

そういう若者は仮想現実の世界に、
どっぷりとハマり込む資質を持っています。

仮想現実の中の戦闘ゲームでは、
戦場で多くの人を殺しても心が痛みませんし、
どんなに人を殺しても罪になりません。
(そのうち仮想現実の中の法律ができるかもしれません)

だから自由に人を殺しまくり、殺人を楽しむようになる可能性だってあります。

そうした人が現実の世界に戻ってきます。

勿論、殺人経歴を持ったまま…

仮想現実の世界とはいえ、
殺人経歴を持った人が現実の世界に溢れかえったとすれば…

恐ろしい光景が目に浮かぶしょう。

そう、どちらも現実なのです。

もっと複雑な問題もあります。

例えば、仮想現実の世界では自分の彼女や奥さんが
実は男だったということもあり得るのです。
(女性の場合はこの逆)

男が女になりすますということもあるでしょう。

現在でもセカンドライフの中では、そういったことが当然起こっているはずです。

それはそれで良いのですが、ややこしいのは、
仮想の世界の奥さんがアバターを男に変えたときです。

こうなると、もう誰が誰だかわからなくなります。

そうした環境に馴染んだ人が現実の世界に戻ったとき、
また色んな問題が浮かび上がることでしょう。

だから仮想の世界に入ったままになるのか?
それとも現実の世界に戻るのか?

2つに1つの選択が迫られるようになることが予測されるのです。